2009年8月25日火曜日

山間部の食材


この夏、大分県の山あいにある田舎に墓参りに行った。
こちらの食料品店では夏になると、”たらの胃”と称して、たらの頭と骨とえらと
内臓あたりの部位(要は棒鱈にした残り)を干物にしたモノが売っている。
水で戻したあと、味付けしたり吸い物にしたりして振る舞われるものだ。
しかしこれ、どう見ても魚のミイラしか見えない。
同じ干物にしても、もう少し身が付いていて美味しそうなら分かるのだが。
北海道産らしいが、身の部分は北海道の人が食べてしまうのだろうか?
そして残ったあらの部分を干して、魚を知らない山奥の人に昔の行商人が
売ったのが始まりとかではないか?
伝統の食文化というと、聞こえはいいが、我が故郷の人達が不憫な感じもする。

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