2008年4月20日日曜日

コトバのうつりかわり

山茶花(さざんか)の事を、昔は”さんざか”と言っていた。
という事を知った時、思った事。

最近、”雰囲気”のことを”ふいんき”という人が多い。
耳から聞いているだけだからそんな勘違いをするのだ、
漢字を読めば間違わないだろう!
などの論調がwebでも多く、わたしもそのように思っていた。

しかし、”さんざか”もまさにそれだ。
昔の人から、おなじように突っ込まれそうだ。
さん・ざ・か。だよ!漢字を普通に読めばわかるだろう、間違うなよ!と。

このようにコトバが変化していくモノであり、それも良しとすると、
最終的には将来、”負陰気”=ふんいきから転じて、
暗い雰囲気の事を指す。
などと、辞書に載る日も来るのかも知れない。

そのなのヤダなぁ。

そう来たか!

小説”赤毛のアン”は、読んだことがあった。
しかし、アニメ版の方は見たことがなかった。

アニメ版も人気作品らしく、何度も再放送されているので、
いつか見たいと思っていた。その理由はこうだ。

アンは外国の話ということもあり、小説では”アン”と
呼び捨てにされていたが、アニメは日本製。
となると、呼び捨てでなく敬称が付くことだろう。
アンは、クラスメイトから”アンちゃん”などと呼ばれたり
しているのではないだろうか?
もしそういうシーンがあれば、
「女子なのにあんちゃんだって。クスクス。」と、
一人ほくそ笑むことが出来るなぁ。

おりしも、再放送があることがわかり、録画した。
はたしてアンはどう呼ばれるのか。固唾をのみ再生。

アンの家に、どこかの婦人が客として訪れている回だった。
婦人はアンに向かい、こう呼びかけた。

「アンさん。」
関西人か!そう来たか!